強迫で良かったこと①
まず、とにかく人の落し物やなくしもの、お金、携帯、などなど様々なものを拾う機会が恐ろしく多い。それもそのはずだ。自分自身は大して金目のものなど持ち歩いていないくせに「サイフ」を落とすことを恐ろしく心配しているからだ。
過去を思い返すと小学校6年の夏休みの学校でのキャンプに1人500円持って参加する時にポケットに入れた500円札を落としたのと22歳の時に人数合わせで呼ばれた合コンの前、初めてしたパチンコで五万勝ってカッコつけて全員の二次会のカラオケ代を払おうと宣言して財布ごと落としてたことに気がつき、立場が逆転、泣く泣く奢ってもらった時くらいしかサイフなんて落としたことない。(わすれておいてくることはよくあるが)
ようは浮かれてる時にサイフが落ちるくらいなんだが気になってしょうがないのだ。
サイフを落としたら免許証からプライバシーが読み取られ、カードは悪用され、などなど考えなくていいようなストレスに支配されるのが嫌なのだ。
だからサイフを落としてないか、ポケットに財布の感覚があっても立ち去った場所を確認する。自分がまだ歩いてない道でも飛び出して落としてないか(あるわけねぇ、それは分かってるw)手前の地面を見ながら歩く。
そりゃ人の落し物見つけちゃうよねw
だからおのず感謝されることも多くなる。
たとえば、
真夏の花火大会の時なんかのバカップルなんかは、綺麗な花火とお互いの顔しか見てなくて、このあとラブホでどんな体位しようか、なんてことしか考えてないから、さて、家に友達のとこに泊まるからって電話しようとしたら彼女の方のスマホがない!なんてことによくなる。
こちとら花火なんか見に行っても綺麗な花火と同時に大して中身の入ってないサイフを気にしてるわけだ。
邦題タイトルつけるなら
「打ち上げ花火、上から見るか、
下の落ちてもないサイフ、ずっと気にするか」
だ。
なもんだからバカップルの女の子のスマホの着信音を花火の客の歓声や花火の音の中でも聞き逃さず発見してしまう。
「ありがとうございます!今から取りに行きます!」
普段なら多分話すことの無いようなマイルドヤンキーの柄の悪いお兄ちゃん(彼氏)にすごくキラキラした目で感謝されるのは決していやなことでは無い。(まぁキラキラしてるのはこの後のラブホで出すギラギラが溢れ漏れだしてるだけなんだろうがw)
まぁそういうところから普段接しない人達との出会いも生まれてくるから
「下を向いて歩こう」
っていう強迫も捨てたもんじゃないのかもと今は振り返って思う。
けど難点があるとしたら「サイフ」を気にしすぎてサイフよりも貴重なものの入ったサイフ以外の大きな荷物丸ごとを景色と同化してしまって見落として忘れてくることはよくあるw
そっちの方が余程気にした方がいいだろうになんで財布だけこんだけ気になるのか自分でも意味不明だ。ちなみに札よりも小銭を落としてないかの方が気になるのも不思議だw